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インプラント治療後の痛みはいつまで続く?原因と対処法を解説

インプラント治療は、失った歯を補う選択肢の一つとして多くの人に選ばれていますが、治療後の痛みについて不安を抱く方も少なくありません。「何日くらい痛みが続くのか」「腫れや違和感は正常な反応なのか」など、術後の状態に戸惑う方も多いのではないでしょうか。痛みの程度や期間には個人差がありますが、一定の目安や対応方法を知っておくことで、過度に不安になることなく過ごすことができます。今回は、インプラント治療後に感じる痛みの期間や原因、痛みがあるときの対処法や受診の目安について解説します。

 

 

1. インプラント治療後の痛みはどれくらい続くのか

インプラント治療後の痛みは、多くの場合一時的なものであり、時間の経過とともに軽減していきます。一般的に、痛みが続く期間は以下のように整理できます。

   

①術後1〜3日程度

手術後の当日から3日程度は、麻酔が切れたあとにじんじんとした痛みや鈍い痛みが現れることがあります。この痛みは、外科的処置にともなう組織の損傷や炎症による自然な反応で一般的な経過といえます。

➁術後4〜7日程度

1週間以内には、多くの方の痛みが軽減していきます。この時期には腫れや違和感も少しずつ普段の感覚に戻る方が多いです。

➂術後1週間以降

7日以上経過しても強い痛みが続く、あるいは一度おさまった痛みが再び強くなる場合には注意が必要です。インプラントと骨の結合不良や感染などの可能性もあるため、歯医者に相談しましょう。

④長期間の鈍痛・違和感

人によっては、数週間〜1か月ほど軽い痛みや違和感が残ることもあります。多くは体がインプラントに適応している途中で見られるもので、徐々に落ち着いていくケースが多いです。

術後の痛みや違和感の感じ方には個人差がありますが、長引いたり悪化したりする場合は放置せず、早めに歯医者へ相談しましょう。

 

 

2. インプラント治療後に痛みが出る主な原因

インプラント治療後の痛みには、さまざまな要因が関係しています。適切な理解を深めることで、痛みの原因を見極めやすくなります。

 

①外科的処置による炎症

インプラントは歯ぐきを切開して骨に埋め込む外科的な手術です。この際、歯ぐきや骨に一時的な炎症が生じ、痛みを引き起こすことがあります。特に骨を削る工程があるため、術後数日は痛みや腫れが起こりやすくなります。

②縫合部位の刺激や違和感

手術後に縫合した部位は、会話や食事、歯みがきなどで刺激を受けやすく、そこから痛みが出ることもあります。また、縫合糸が外れるタイミングによっては、一時的に違和感が増すこともあります。

➂感染(インプラント周囲炎)

傷口から細菌が侵入し、インプラント周囲に炎症が起こることがあります。インプラント周囲炎と呼ばれ、痛みや腫れ、膿が出る、口臭が強くなるなどの症状が見られることがあります。

④過剰な力がかかっている場合

インプラント部分に食いしばりや歯ぎしりなどの強い力が加わると、骨や周囲の組織に負担がかかり、痛みや違和感につながることがあります。夜間の歯ぎしりが疑われる場合はマウスピースの装着を検討することもあります。

➄骨との結合不良

インプラントが骨と正しく結合しないと、持続的な違和感や痛みの原因になることがあります。この場合は、再手術が必要となることもあります。

 

痛みの原因を見極め、必要に応じて早めの対応を行うことで、重症化を防ぐことができます。

 

     

3. 痛みを和らげるための対処法と受診の目安

インプラント手術後に痛みを感じても、自己判断で放置せず、適切なケアを行うことが大切です。ここでは一般的な対処法と、歯医者に相談すべき目安をまとめます。

 

①処方された薬の正しい使用

手術後には痛み止めや抗生物質が処方されることがあります。これらは歯科医師の指示に従って服用することで、炎症や感染を抑え、痛みの軽減につながります。自己判断で中断したり、飲み忘れたりしないよう注意しましょう。

②冷やすことで痛みと腫れを抑える

手術当日は、頬の外側を保冷剤などで冷やすと痛みや腫れをやわらげることができます。ただし、長時間当て続けると血流が悪くなり逆効果になるため、15〜20分を目安に行いましょう。

 

③刺激の少ない食事を心がける

硬い・熱い・辛い食べ物は手術部位を刺激しやすいため避け、やわらかく常温に近い食事を心がけましょう。また、しばらくは治療部位を避けて噛むこともポイントです。

④安静に過ごす

術後すぐに激しい運動や長風呂をすると血流が増え、痛みが強くなることがあります。少なくとも2〜3日は安静を意識しましょう。

⑤歯医者へ相談すべき症状

痛みが1週間以上続く、一度治まった痛みが再び強くなる、膿が出る、発熱を伴う、口臭が強くなるなどの症状がある場合は、インプラント周囲の感染などが考えられるため、早急に歯医者へ連絡しましょう。

インプラントは長く使うための治療であり、異常の早期発見が成功の鍵となります。

 

 

4. 徳島|和田歯科医院のインプラント治療

徳島の歯医者 和田歯科医院では、機能面と見た目の調和を大切にしたインプラント治療を行っています。
失った歯を補うだけでなく、自然な噛み心地や美しい口元を目指し、患者さん一人ひとりに合った治療計画を立てています。
口腔外科経験を持つ歯科医師が担当し、CT検査やサージカルガイドを活用して精密な診断と治療を実施します。
上部構造の作製も院内で行うため、スムーズな治療進行と細やかな調整が可能です。

 

【徳島の歯医者 和田歯科医院のインプラント治療の特徴】

 

当院のインプラント治療のポイント①:口腔外科出身の歯科医師が担当

インプラント治療は経験豊富な口腔外科出身の歯科医師が担当し、患者さんの全身状態やお口の状態を丁寧に確認したうえで治療を進めます。

当院のインプラント治療のポイント②:CTによる精密な検査と診断

CTで骨の厚みや神経の位置を正確に把握し、安全性を考慮した治療計画を立てています。より安心して治療を受けていただけるよう努めています。

当院のインプラント治療のポイント③:健康な歯を守る治療方針

周囲の天然歯をできるだけ削らず、負担を軽減する方法を検討します。患者さんの口腔環境に応じた治療を提案します。

当院のインプラント治療のポイント④:見た目と機能の両立

院内で上部構造を製作し、噛み合わせや色調を細かく調整します。自然で美しい仕上がりを目指します。

 

インプラント治療をご検討の方は、まずはお気軽にご相談ください。徳島で信頼できる歯医者をお探しの方に、丁寧なカウンセリングとわかりやすい説明を心がけています。

 

 

 

まとめ

インプラント手術後の痛みは、ほとんどの場合一時的なもので、経過に合わせた正しいケアで落ち着いていきます。ただし、痛みが長引く・強くなる・膿が出る・発熱を伴うといった症状があるときは、感染などのトラブルが隠れている可能性があるため、早めの受診が大切です。また、手術前の体調管理や、手術後の生活習慣(禁煙・食事・お口のケアなど)も、痛みの強さや回復スピードに影響します。インプラント治療をスムーズに進めるためには、正しい知識を持ち、適切に対応することがポイントです。

徳島でインプラント治療をお考えの方は、和田歯科医院にご相談ください。

鳴門市に位置し、駐車場は15台完備。お車でも気軽にご来院いただけます。

   

監修:和田歯科医院 院長 和田 匡史(わだ まさし)


【経歴】
徳島県立城ノ内高校 卒業
大阪歯科大学 卒業(歯科医師免許取得)
徳島大学大学院 歯学研究科(口腔外科学講座)修了(歯学博士取得)
徳島大学歯学部第一補綴科 臨床登録医
和田歯科医院 副院長を経て、2009年より現職
2016年 医療法人和田歯科 理事長就任
厚生労働省認定 臨床研修指導医

【所属学会・スタディーグループ】
・日本口腔外科学会
・日本口腔インプラント学会
・MAAID(Mid-America Association of Implant Dentistry)

【修了セミナー】
・SJCDベーシックコース
・CERi エンド(根管治療)コース
・グローバルデンチャーシステム
・イタリア ピエゾアカデミーコース
ほか多数の国内外の研修会に参加

【専門分野】
・予防歯科・ヘルスプロモーション
・インプラント治療
・歯科と全身の健康との関係性
・歯内療法(根管治療)

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